秦野市山形県人会の正調花笠おどりはだの紅花会の5人が4月18日、東田原でベニバナの種まきをした。
今年で2年目となるベニバナの栽培。昨年は約1000本を収穫し、同会が自治会催事、敬老会、祭りなどで披露する正調花笠おどりの観客に配った。
江戸時代、舞妓の唇を赤く染めた小町紅(口紅)の原料であるベニバナは山形県の県花。当時は米の100倍、金の3倍の値段がつくこともあったという。収穫時にベニバナの棘が刺さり、流れた血が紅をより一層深くしたとの言い伝えも残る。山形県ではかつて、800を超える生産者がいたが、現在は70軒程で、その多くは切り花や観賞用として育てられている程度に留まる。
開花は6月中旬〜7月中旬。7月には出雲大社のほおずき市で花笠おどりを披露し、収穫したベニバナを配る予定だという。
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