秦野市観光協会と市内温浴施設、鶴巻温泉組合の旅館が連携し、「はだの湯めぐりスタンプラリー」を5月8日(金)から8月31日(月)に開催する。日頃はライバルでもある各施設が協働で取り組む初の試みだ。
参加の8施設はいずれも秦野市観光協会の会員。同協会によると、各施設はそれぞれの動向に関心を持ちながらも直接交流する機会は少なかったという。
きっかけは昨年12月、ある施設担当者から協働で何かできないかと相談を受けた。同協会では、温浴施設や旅館が市内小田急線4駅のそれぞれの最寄りにある点に着目。また「各施設の個性的な魅力を知ってもらえる」周遊タイプのスタンプラリーを発案。3月に初顔合わせを行い、以降会議を重ねてきた。
鶴巻温泉組合の梵天荘女将・加藤政江さんは「ちょっと敷居が高いと思われがちな旅館を、地元の皆様にPRできる良い機会」、湯花楽・佐藤幸弘店長は「いつも特定のお店に行っているお客様に、別のお店を知ってもらうきっかけになるのでは」と話し、垣根を越えた取り組みの相乗効果に期待を寄せる。
スタンプラリーの参加方法は、同協会や参加施設、公民館などで「台紙」を入手(同協会・施設のホームページからもダウンロード可)。施設を利用して5個スタンプを集めると参加賞がもらえる。さらに抽選に応募すると各施設の無料入浴券・利用券などが70人に当たる。
参加施設は▽温浴施設/湯花楽秦野店(平沢)、万葉の湯(河原町)、さざんか(南矢名)、弘法の里湯(鶴巻北)▽鶴巻温泉組合/元湯陣屋(鶴巻北)、大和旅館(同)、梵天荘(同)、美ゆき旅館(同)。※鶴巻温泉組合はいずれかの利用でスタンプ1個
同協会の勅使川原千春専務理事は「地元の魅力を再発見できる企画です。ぜひ多くの方に参加していただきたい」と話している。
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