植物の姿をありのまま描くボタニカルアート(植物細密画)。秦野市内で活動する木の葉会が5月30日(土)まで北公民館(菩提354の3)で作品展を開催中だ。会場には会員10人の力作20数点が展示されている。
会の発足は20年以上前。当時は知る人も少なかったボタニカルアートの講師として油彩、水彩で創作活動をする小泉和江さんに同館職員が白羽の矢を立てた。
小泉さんはボタニカルアートのルールを「原寸で描く」「学術的に正しい」「植物以外の背景や器は描かない」「生命を感じ魅力的である」の4点だと話す。まずは被写体である植物をよく観察し、先を尖らせたH系の鉛筆で細密にデッサン。この設計図とも言うべき正確なデッサンが作品の出来を左右する。着色は水彩絵の具を幾重にも重ねて植物が持つ色、光、影を正確に再現していく。その際も細部はルーペを使い、穂先わずか1〜2㎜の細い絵筆を使用する。
「下手でも描けます」と話す小泉さん。必要なのは「植物が好きであること、よく観察すること、根気」。1枚仕上げるのに3カ月かかるものもあれば、3年かかるものもある。「雑はだめですが、コツコツやっていれば数年で複雑な植物も描き取れるようになる」という。同会では月1回集まり小泉さんが用意する植物を皆で描く。会員同士で意見を言い合い、描き方を探求。そこで得たものを個々人での創作に活かしている。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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