日本橋で開催されていた和とアートが融合する催事「わーと日本橋」の「わーときものあわーど」で、男性和装コーディネートを出展した熊澤屋呉服店代表の高橋洋行さん(41・秦野市寿町)の作品が審査員特別賞に輝いた。
審査対象は全国から集まった約200点。着物を「着る人、売る人、創る人」の作品が並び、著名な着付師などが審査員を務めた。
コンセプトは「ストリート×キモノ」。着物だからといって肩肘を張らず、ストリートカジュアルに溶け込むようにコーデ。使用した素材は普段着の代名詞・木綿。綾織羽織の羽裏にはヴィンテージのバンダナで、アメリカンなデニムの雰囲気を演出。着物は米沢木綿のグレー、足元はシンプルに白草履。どこが特出するでも無く全体として存在感があるよう心掛けた。
高橋さんは「着物の伝統でもある『羽裏で遊ぶ』を評価して頂いたのかも」と微笑む。商売柄、女性客を相手にすることが多いが、自身でも着物を着こなす高橋さんは「男性ものの仕事ができたり、売れたりするのはやっぱり嬉しいですね」といい、「賞を励みにより一層精進し、おしゃれなお店作りやお客様へのサービスに活かしていきたい」と話した。
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