第28回夕暮祭短歌大会が5月30日に秦野市立図書館で行われ、本年度入賞者の表彰が行われた。
秦野出身の歌人・前田夕暮を記念し、毎年行われている同大会に、全国、海外から478首が寄せられた。
市長賞は石塚明夫さん(茨城県常総市)の作品「登山靴とニッカボッカで通ひたり大秦野(おおはたの)駅の青春入口」に贈られた。また、今年限定の市制60周年を記念した特別賞には岡部美穂さん(東京都八王子市)の作品「青空を突き破りそうな勢いで吾子は黄色の傘を広げる」が輝いた。
秦野市からは3人が佳作に入賞した。▽八木実さんの作品「立ち上がる仕掛け絵本の春の庭次の頁にオダマキ萌える」▽新名安佐子さんの作品「通園の道に杉苗植うる畑ほほほ秀は伸ぶ昭和の穂波」▽細谷幸子さんの作品「そよ風に木漏れ日ゆれてみどり児の小さな欠伸(あくび)午後の公園」
選者は歌人の山田吉郎氏と村岡嘉子氏が務め、大会当日は山田氏による講演「明治短歌の河畔にて―前田夕暮と尾上柴舟―」が行われ約70人が聴講した。
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