神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2015年6月6日 エリアトップへ

読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞した「おはなしアリス」の代表を務める 高橋 弘子さん 本町在住 69歳

公開:2015年6月6日

  • X
  • LINE
  • hatena

「ピュアな心」で年をかさね

 ○…本町幼稚園の図書委員会メンバーを母体に立ち上げ、以来約30年間、おはなし会などの活動を続けてきた。「9人と人数は少ないですが、結束は固いです」と話す。今は絵本の読み聞かせのほか、わらべ歌を中心としたおはなし会を新たに企画しているところだ。

 ○…活動を続けてきたきっかけは子育てだった。故郷の埼玉県から結婚を機に秦野へ。昔から翻訳文学が好きで、翻訳で使われる日本語の美しさに魅せられてきた。ある日、子どもと絵本を読み「これも文学の最初の形だ、と気づいたんです」。どんな絵本が良いのかを調べるうちに楽しくなり「この知識を一人でしまっているのはもったいない」と所属していた読み聞かせグループ「おはなしころりん」の中で仲間と共に勉強会を立ち上げたという。

 ○…今、普及に力を入れているのは児童文学。「優れた本には希望や光、そして人間がちゃんと描かれている。人生の誠実さを学ぶことができるんです」。児童文学講座の講師も務め、「面白さを広めていきたい」と口調に熱が入る。お勧めはいくつかあるが、中でもイギリスの川辺を舞台に動物たちの暮らしを描いた『たのしい川べ』は子どもの頃に何度も何度も「浴びるように」読んだ一冊。「大人になってイギリス旅行に行ったとき、まるで故郷のように感じました」と顔をほころばせる。

 ○…5年ほど前に夫を亡くし、残された広い自宅の庭。仲間に勧められるまま薔薇を育て始めたが、今では小さな庭園が出来上がるほどに。手をかければかけるほど美しく咲く花に幸せを感じる日々。孫に読み聞かせをしたり、仲間と一緒に児童文学のルーツを巡る旅に出かけることも。自身を指して「色んなことを良い方向にとらえる性格」と。それは母から教わった人生を楽しく生きるコツだ。多くの希望に満ちた本を読み、「年々ピュアになっているよう」と話す表情は晴れ晴れと輝いている。

秦野版の人物風土記最新6

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

松尾 正太さん

3人制プロバスケチーム「スピナーズ エグゼ」の球団代表を務める

松尾 正太さん

伊勢原市在住 47歳

3月22日

佐藤 晃弘さん

3月24日にライブ「和洋合奏宴」を開催する和太鼓奏者

佐藤 晃弘さん

今泉在住 37歳

3月15日

原 正一さん

令和5年度神奈川県スポーツ功労者表彰を受けた

原 正一さん

下大槻在住 82歳

2月23日

パシャイ モハメッドさん

特定NPO法人「イランの障害者を支援するミントの会」の理事長を務める

パシャイ モハメッドさん

南矢名在住 54歳

2月16日

柳川 昭二さん

秦野市陸上競技協会の会長を務める

柳川 昭二さん

鈴張町在住 69歳

2月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook