8月31日までデントコーン迷路を開放している「秦友会」の会長を務める 村上 耕一さん 堀山下在住 31歳
「しっかり作り、売る」を信条に
○…市内の農業後継者による「秦友会」の会長を務めて2年。今年も農業のPR活動を兼ねたデントコーン迷路を作り、一般開放している。「遊びに来た子どもたちが普通に『デントコーン』という名称を使うのでびっくりしました。昨年も来たよと言われると嬉しい」と笑顔を浮かべる。
○…代々続く農家に生まれ育った生粋の秦野っ子。昔は葉タバコの栽培なども行っていた。父の代からはミニトマトの栽培を開始。こうした環境の中、大学は東京農業大学に進学した。はじめは農業高校の教師を目指していたが、大学を1年間休学し、オランダに留学したことで意識が変わった。「オランダは施設園芸が盛ん。最先端の農業を一度見たいと思いました」と話す。実際にオランダへ行けば「何もかもでかい、すごい」。農作物を「売り、稼ぐ」という経営についても大きな影響を受けた。
○…日本に戻り、大学卒業後に就農。秦野で農業をやりたいと、家を継いだ。秦友会に入会したのもこの頃。村上トマト園としてトマトやミニトマト、フルーツトマトを育てていたが、このうちフルーツトマトを伸ばそうと決意。「5年以内に温室を建てる」と目標を立て実現させた。今では父に代わり、生産と販売を行っている。「今年も甘いのができましたよ」と顔をほころばせる。
○…28歳の時に結婚し、今は妻と可愛い盛りの1歳、0歳の子どもたちと暮らす。「秦野は山があるのがいい。ほっとします」。海外経験を経て感じた秦野の魅力だ。血液型はA型、ハンバーグが好物だそうだが「最近脂身が多いのはきつい」と苦笑い。夏場の今は朝4時頃から起き出して農作業の日々だ。「しっかりした物を、しっかり作り、しっかり売る」が信条。農家として続けるには経営状態も課題となる。「子どもが就職するとき農業も一つの選択肢になるよう準備したい」。一人の経営者として、父として先を見据える。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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