賞状とメダルを掲げる府川さん（右）と飯田さん
第49回神奈川県中学校総合体育大会・第58回神奈川県中学校柔道大会が７月28日、相模原市立総合体育館で行われた。同大会で秦野市立西中学校女子柔道部の府川遥さん（３年）が女子個人戦で優勝し、関東大会、全国大会への切符を手にした。また、飯田紋音さん（３年）も女子個人戦で３位入賞を果たした。
西中女子柔道部の３年生は、府川さんと飯田さんの２人のみ。引退試合となる今大会、府川さんは「１、２年生のときは夏の大会になるといつも気持ちの面で負けていたので、今回は気持ちだけは負けないと思って臨みました」と話す。
冬は実力を発揮し試合で入賞を果たすものの、夏になると負けが込んだ。しかし今回は夏大会に向け、高校生や強豪との練習を経てメンタル面の強化を図ってきたという。府川さんにとって印象深い試合は準決勝。昨年の夏大会で負けた相手と対戦で「絶対に勝ってやる」という気持ちで臨んだという。前半は相手に先制されたものの、最後残り３秒で技を決めた府川さん。これで弾みがつき、決勝戦でも勝利を決め、優勝を果たした。次に臨む関東大会は８月９日（日）、全国大会は８月19日（水）となる。府川さんは「ここまで来たので、優勝したい」と話した。
一方飯田さんは今大会、怪我との戦いだった。テーピングなどで怪我をかばいながらの出場。対戦相手も全国レベルの実力者とあり優勝は逃したものの３位入賞となった。「悔いはないです。全部出し切りました」と飯田さんは笑顔で話す。同部顧問の加藤致知（むねさと）教諭は「飯田さんは怪我にも関わらず良く戦った。府川さんは十分に実力があるので、関東・全国と頑張ってほしい」とエールを送った。
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