「応援メッセージを下さい」――。神奈川県立秦野高校(下大槻113)が、来年の創立90周年、その先の100周年へ向け「さらに元気な秦野高校」づくりを目指し、同窓生や協力してくれる全ての地域の人から同校へ向けた応援メッセージの募集を始めた。寄せられたメッセージは順に校内の廊下に来年2月中旬まで掲示され、誰でも見に行くことができる。
応援メッセージを企画したのは、秦野高校の神戸(かんべ)秀巳校長。寄せられたメッセージを生徒の教室がある校舎の廊下に掲示し、学習意欲の向上、高校生活の充実、視野の拡大、志の育成などにつなげたい考えだ。それと同時に、同校の学校力を高め、地域の拠点校としての存在感をアップさせ、地域住民の笑顔や期待を引き出していきたいと、今回初めて企画した。
募集をするにあたり、神戸校長はまず卒業生や市の関係機関、地域に向けてメールを配信。すると、「面白そうなことをやっているな」とすぐに自治会等から連絡があり、この取り組みを地域に紹介する事を約束してくれたという。他にも同校ホームページやPTA、同窓会のホームページ上にも掲載され、神戸校長も広がりを感じているという。
「面白ければ率先して動く」
秦野高校では、未来を担う人間を育てることを大切に考え、【1】文武両道を実践する【2】凡事徹底【3】地域活性化への貢献を3本柱に学校づくりを行ってきた。その中で神戸校長は「どうしたらもっとわくわくする状況になるのか」と常に考え、様々なアイデアを出し、盛り上げてきたという。
これまでに、カジョリーナシニアカレッジ(オーストラリア)との国際交流や、様々な職業に就く同校卒業生が講師となって講話等をする時に連絡を取りやすくするシステム「広陵人材バンク」の発足、全国の学校関係者との受験生へのエール交換等を行ってきた。そうしているうちに生徒や教員等が「面白そうだ」と自ら発案、発信するようになり、次第に学校全体の雰囲気も明るく、活気に満ちたものに変わっていったという。
今年は、90周年に向けたペナント製作を教員の発案で実施。実行委員会が1枚1千円で来年2月から販売し、収益は記念事業費に充てる予定。さらに来年2月に予定されている校内マラソンもプレ90周年記念として盛り上げていこうと、同校OGで第7回世界陸上で8位になったマラソンランナーの小幡佳代子さんが並走することが決まっている。
神戸校長は、「秦野高校には楽しいことが目白押し。楽しければ率先して動いていくし、生徒、教員、地域を巻き込むことでプラスのスパイラルが生まれる。今回の応援メッセージも読めば必ず元気になる。元気が欲しいなという地域の方がいればぜひ見に来てほしい」と話している。
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