「4年生以下にも公式戦を」―。ダイアモンドを縮小した以外何ら高学年の公式戦と変わらない小学1〜4年を対象とした第7回バッティングパレス秦野旗争奪少年野球大会が11月末まで行われた。秦野、平塚、小田原、御殿場市などから21チームが参加し湘南エース(平塚市)が優勝した。
仕掛けたのは秦野市菖蒲にも店舗を構えるバッティングパレス(相模石油株式会社)。球技の楽しさは実戦にある。実戦から遠ざかり、基礎基本の徹底に重きを置かれる低学年にも公式戦と同じ環境で野球をし、本当の楽しみを知ってもらうため「野球文化の底上げを」とスタートした。
参加したどのチームも毎年11月に開催されるこの大会に照準を定め地域の指導者の努力のもと、1年間切磋琢磨してくる。そのため試合では「低学年とは思えないレベルの選手がいた」と主催者は語る。
県内でも4年生以下の公式戦は未だ浸透していないのが現状だ。野球少年なら誰しもが抱く「球場での試合」への憧れを具現化すべくパレスは努力し続け、昨年、ネーミングライツを取得した平塚球場は、パレスタ(パレススタジアム)の愛称で親しまれ「パレスタを低学年の甲子園に」と目論む。来年3月には近隣市選抜チームによる大会もパレスタで予定。同社では「パレスタを低学年の聖地に。そのためには県内に低学年の大会定着が必須。まずは楽しさを味わい野球離れに歯止めを」と話した。
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