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子宮頸がんワクチン 秦野市 調査結果を公表 接種者2914人が対象

社会

掲載号:2016年1月7日号

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 秦野市は公費による子宮頸がんワクチン接種者2914人を対象に、健康状態に関する追跡調査を2015年の秋に実施し、12月10日に集計結果をホームページで公表した。

 予防効果が期待されるとして、子宮頸がんのワクチン接種は2010年から全国的に普及し、秦野市でも2011年から任意での接種が可能となった。しかし2013年頃から、接種後に頭痛やしびれ、脱力感などの症状を訴える声が全国で相次ぎ、厚生労働省は同年6月に接種の積極的な勧奨を中止した。

 神奈川県は昨年8月、ワクチン接種後に何らかの症状を訴える人に対し医療費および医療手当を給付する支援制度を開始。秦野市は制度の周知と併せて、接種者の健康状態の追跡調査を実施した。対象は、定期接種事業など市が実施した予防接種で子宮頸がん予防ワクチンを1度でも接種した人。9月11日付けで健康調査票を郵送した。

 送付した2914通のうち、2102通を回収(11月30日まで到着分)。回答者の9割以上が現在学生。「接種後にいつもと違う体調の変化があったか」という質問に、「はい」が738人(35・1%)、「いいえ」が1356人(64・5%)、未回答が8人(0・4%)だった。症状は、「注射部の痛み、かゆみ」(544件/40・1%)、「注射部の腫れ、あかみ」(428件/31・5%)、「だるさ、疲労感、脱力感」(161件/11・9%)が上位を占めた。その他、手足の痛み(49件)や腕が上がらなかった(47件)といった回答があった(複数回答可)。

 症状の継続期間は、1週間未満が76・1%だったが、「1カ月以上続いた後なくなった」(1・6%)、「現在も続いている」(6・6%)という回答もあった。

 同ワクチンは合計3回の接種が定められている。これまで1回あるいは2回接種した人への「引き続き接種を希望するか」という質問には、「副反応の問題が解決されるまで見送る予定」114人(35・0%)、「希望しない」121人(37・1%)、「検討中」62人(19・0%)と、9割以上が慎重な姿勢を見せている。

 自由意見では、ワクチンや健康被害に関する情報提供の希望や、発症の不安、接種に関する賛否などが寄せられた。

 秦野市は、健康状態に不安を感じている人や確認が必要な人計83人に、個別に電話連絡を実施。聞き取り結果に応じて、医療機関での受診や、国または県の相談窓口への案内を行っている。12月22日には対象者となっている2914人に郵送で、国や県の相談先や救済制度についての情報提供を行った。

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