芸術に甦る落ち葉 曲松在住の齋藤さん制作
落ち葉を貼り重ねて絵画を制作している、秦野市曲松在住の齋藤東吉さん(72)。風景を中心に、自分で集めた葉や茎を用いて細部まで表現している。
初めて制作をしたのは約20年前。以前からきれいな紅葉やイチョウの葉を集めていた齋藤さんは、道端に落ちている葉を見て「押し花のようにできないか」と独学で始めた。落葉の季節だけでなく、台風や剪定後に見かける葉も収集。夕暮れ時のオレンジ色の空は、ミカンの皮を乾燥させ粉砕したものを利用している。
これまで制作した作品は、約200点。「事実半分、空想半分」と齋藤さん。風景はスケッチをしてから、自分の想像力を働かせてオリジナルの情景に仕上げている。頭に思い描いたものを作るため、気に入る葉を見つけるまで時間をかけて完成させるという。齋藤さんは「葉と友達になれるんです」とほほ笑んだ。
市立大根公民館では本日11日まで作品展「おち葉のささやき」を開催中。齋藤さんの作品17点を鑑賞できる。6日には、齋藤さんが教える落ち葉貼り絵体験教室が開かれ、個性を活かした作品作りを楽しんだ参加者ら。齋藤さんは「葉も喜んでいます」と嬉しそうに話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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