病気等で歩行困難な高齢者などを対象に一般社団法人秦野伊勢原歯科医師会(新倉良一会長)が今年度から在宅歯科医療を実施している。昨年11月には専任職員を置き、PRを行っている。
国は団塊世代が75歳以上となる2025年までの整備をめざし、高齢者に対して住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を行っている。この体制整備の一環として歯科医師会は在宅歯科医療を計画、2014年度から実施している。
同会ではこれまでも患者の家を訪問し診療する在宅歯科医療を行っていたが、今年度からは専用の窓口として「秦野伊勢原在宅歯科医療地域連携室」を設置。準備期間を経て、昨年11月からまずは秦野市内での受け付けを始めている。
対象となるのは、病気などで寝たきりの人や歩行困難な高齢者、施設に入居していて歯科医院に通院できない人など。同連携室に申し込みをすることで、会員の歯科医師が往診に来てくれるという。
同会では現在、往診できるドクターを増やそうと研修などを行い、受け入れ側の体制づくりを進めている。同会の障害医療担当理事で地域連携室担当歯科医師である田村良幸さんは「高齢化もますます進み、在宅での歯科治療や口腔ケアが求められています。噛むことは全身への健康にもつながる。歯科医師会として在宅高齢者などが地域で安心して暮らせるよう、医療・介護との連携を密に取りながら、事業に取り組んでいきたい」と話している。
問い合わせは【電話】0463・80・3118、平日午前10時から午後5時まで。【メール】hadaise@khe.biglobe.ne.jpも可。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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