マイナンバー制度の「個人番号カード」の交付遅れが自治体の一部で発生しているなか、秦野市でも申請者に対する交付が約26%にとどまっていることが分かった。カード交付で必要な、地方公共団体情報システム機構の管理システムとの通信に時間がかかることが主な原因だ。
マイナンバー制度では、住民票があるすべての世帯に個人番号を記載した「通知カード」が送付されている。それとは別に「個人番号カード」は顔写真やICチップが付いたプラスチック製のカードで、身分証明書として使用できる。交付を申請するかどうかは任意で、費用は無料だ。
秦野市の個人番号カード申請数は1万4228人(3月1日現在)、そのうち交付済みまたは交付できるものが3769枚(3月17日現在)となっている。
申請から交付までの手順(秦野市の場合)は、【1】希望者が地方公共団体情報システム機構に申請書を郵送(またはオンライン申請)【2】同機構が個人番号カードを秦野市に送付【3】市戸籍住民課が届いたカードの不具合の有無等をチェック【4】チェックが済んだものから申請者に「交付通知」を郵送【5】同課窓口で申請者の本人確認、暗証番号を設定して交付となる。
同機構の管理システムとの通信は手順【3】【5】で必要だが、アクセスが集中する時間帯は通常5分程度で済む作業に10分以上かかることもあるという。
市戸籍住民課には、同機構からカードが数日おきに数百枚単位で届いている。職員が専用端末5台で交付やチェックに対応しているが、チェック等の処理ができる1日あたりの目安は「150枚程度」だ。
市民からは「申請したけれど連絡が無い。いつ交付されるのか」という問い合わせが連日多く寄せられているという。
同課では「とにかく速やかに交付したい気持ちはある」と、平日は昼休み時間も職員が交代で窓口対応にあたっている。申請から交付までの期間ついて概ね3カ月から4カ月と見通しを示すが、「11月に申請した人でも交付が4月に入ってしまう場合がある。12月中の申請は、4月以降になってしまうのでは」と話している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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