秦野警察署(横山俊二署長)は4月12日、秦野駅観光案内所スタッフの山田道子さん(74・堀川在住)と牧嶋展子(のぶこ)さん(61・今泉在住)に、振り込め詐欺を未然に防止したとして感謝状を贈呈した。
2人が勤務していた2月25日、窓口に訪れた70代の女性が公衆電話の場所やATMの操作方法などを聞いたことから、山田さんと牧嶋さんは違和感を覚え、詳しく話を聞いた。女性によると、息子を名乗る人物から98万円の振り込みを求められているという。2人は「振り込め詐欺では」と指摘し、女性を交番に連れて行き入金を未然に防いだ。
山田さんは身近に起こった詐欺に対し、「筋が出来上がっていて驚いた。同年代として他人ごとではないので、防犯意識を高めていかなければと思った」と、身を引き締めた。牧嶋さんは、「被害を防ぐことができて何より。普段から子どもと連絡を取る大切さを実感した」と話した。
贈呈式で横山署長は「疑問を持って声をかけて頂いたおかげで防ぐことができた。今後もご協力を」と感謝を述べた。同署によると今年に入って秦野市の振り込め詐欺被害は既に9件あり、防災無線や戸別訪問などで注意喚起をしている。
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