園児が八重桜の花摘み 体験通し地域愛育む
秦野市立しぶさわこども園(府川宏子園長)の園児が4月12日、千村地区の頭高山で、八重桜の花摘み体験を行った。
この日はおよそ90人の園児が参加。千村で農業を営む小野孝允さんが指導し、園児たちは「楽しい」「ピンクがきれいでかわいい」「いっぱいとれた」など歓声を上げながら一つひとつ手作業で花を摘んでいった。府川園長は「園児たちに地元の特産について知ってもらい、地域に愛着を持ってもらおうと毎年開催している」と話す。また小野さんも「こうした体験が子どもの頃の思い出になれば」と話す。
千村地区の八重桜は主に梅酢と塩で漬けた「桜漬け」として加工され、桜茶や菓子などに活用されており、全国有数の生産量を誇る。
市内で栽培されている八重桜は関山(かんざん)、一葉(いちよう)、普賢象(ふげんぞう)、松月(しょうげつ)の4種。当日園児たちが花摘み体験したのは早生品種の一葉。収穫された花はビニールシートに広げられ、小野さんによると花は20kgほどになったという。ピンクの鮮やかな色を活かすため、その日のうちに漬けられた。6月頃には製品化され市場に出回る。
花の色が濃く人気の高い関山がおよそ8割を占める同地区の八重桜の摘み取りは、これから本格シーズンを迎える。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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