国土交通省では、改良を必要とし、すでに改修工事に向けて協議が進められている全国17都道府県58カ所の踏切を指定。県内では川崎市と秦野市の2カ所となり、秦野市では小田急線の東海大学前5号踏切が該当していることが12日、明らかになった。
東海大学前5号踏切は、幅約2・8m。車が通ると歩行者の安全確保が難しいうえ、通学路にもなっている。秦野市ではこの踏切の危険性について把握しており、市道路整備課では、2013年度に小田急と協議をし、改良に向けて設計を進めてきた。改修後は全幅が車道6m、片側歩道2m、全幅8mへと拡幅。15年度に工事に着手し、17年3月には改修工事が完成する予定。それに伴い、隣接する道路の歩道が、拡幅される他、新たに設置される。
事業費は約2億円。市の予算と国の補助金(満額で事業費の55%)で賄われる。なお東海大学駅寄りに隣の3号踏切は2億3000万円をかけてすでに09から12年度に改修されており、幅員4mから両側歩道の8・7mに拡幅されている。
前回の市議会定例会の一般質問では、古木勝久市議が「秦野-渋沢間に狭く危険な踏切が数カ所あり、特に秦野4号踏切が狭いうえ南小学校に近く危険」と指摘。これに対して市は、小学校側から歩道整備を進めており、中期的に対応していくとしている。市では歩行者安全の確保のため、歩道整備を随時進めている。
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