声色を使い分け、抑揚を付けながらすらすらと読み上げ、声ひとつで本の世界を表現する。秦野市立図書館(石井勇次館長)で活動する対面朗読ボランティア「春の風」(12人・丸山千歳代表)は、視覚障害や老眼などにより図書を読むことが困難な人のため、朗読サービスを行っている。
メンバーは利用者の希望図書をあらかじめ練習し、スムーズに読めるように心がけている。文学だけではなく専門書を読むこともあり、写真やグラフ、地図も言葉で伝えなければならない。メンバーは「難しさもありますが、初めての本を読むことで知識が広がるので嬉しいです」と笑顔を見せた。
丸山代表は「生の声を聞いて、コミュニケーションを取りながら読んでいます。ぜひご利用ください」と話している。
14日に一般向け朗読会
5月14日(土)には一般向けの朗読会が催される。秦野の民話「水無川とカッパ火いやろ」や芥川龍之介作「蜜柑」、宮部みゆき作「神無月」など6作品を朗読。
メンバーは本番に向け、秦野の方言の話し方や声色の使い分けなど、繰り返し練習中だ。昨年開催した際は、来場者から「鳥肌が立ちました」と好評だったという。メンバーは「年齢問わず楽しめますよ。ぜひ文学に親しんでください」と来場を呼びかけている。
時間は午後1時30分から3時30分まで(開場は1時)。同館視聴室で先着80人。参加費は無料。
朗読サービスの利用と朗読会についての問い合わせは秦野市立図書館【電話】0463・81・7012へ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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