神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2016年5月19日 エリアトップへ

思い継ぐシャクヤクの花 大日堂に市民団体が植栽

文化

公開:2016年5月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
開花時期を迎えた仁王門前のシャクヤク(5月12日撮影)
開花時期を迎えた仁王門前のシャクヤク(5月12日撮影)

 秦野市蓑毛の宝蓮寺大日堂で、白、赤、ピンクなど約80本のシャクヤクが開花時期を迎えている。

 大日堂や周辺で文化財の保全などを行っている秦野みのげ文化の会(加藤仁美会長・120人)では5年ほど前、「大日堂の周りを花でいっぱいにしよう」という声が上がり、寒川町の実家でシャクヤク園を営む一人の男性会員が協力を申し出た。

 しかし、実現に至る前に、その男性は事故により30代で急逝。その後、ほかの会員が思いを継ぎ、シャクヤク園の経営者である男性の父親に協力を受けながら、2014年に2回、2015年に3回、数十本ずつを植えてきた。現段階では、当初から描く「花でいっぱい」とまではいかないが、仁王門の前などでは、可憐に咲く花が人びとを楽しませている。

 会員らは毎月1回、境内の整備などに合わせて、シャクヤクの周りの雑草を刈り、芽が鹿に食べられないよう網を張る。花が咲き終われば「おつかれさん肥え」。シャクヤクへの感謝の気持ちを込めて、肥料を与えるのだという。

 同会会員で宝蓮寺の東島礼美(あやみ)住職(48)は、「ここを訪れた人に楽しんでもらえれば、彼も喜んでくれるかもしれません。今後も少しずつ増やしていきたいです」と話している。

 シャクヤクはボタン科の多年草。漢字で芍薬と書き、根は漢方薬にも使われる。初夏、大きな花を咲かせる。

秦野版のトップニュース最新6

能登に1200万円寄付

秦野市自治会連合会

能登に1200万円寄付

239自治会から募り

3月29日

かながわブランドに

はだの葉ニンニク

かながわブランドに

加工品販売開始でPRへ

3月29日

母校でドラム演奏

生徒とセッションも

母校でドラム演奏

3月22日

公私園小の連携強化

秦野市

公私園小の連携強化

乳幼児教育センター新設

3月22日

自治会員が「とくし丸」誘致

下大槻団地

自治会員が「とくし丸」誘致

買物難民を支援

3月15日

家賃千円で被災者支援

福嶋さん鈴木さん

家賃千円で被災者支援

北矢名のアパート1部屋

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook