秦野市は6月28日、「はだのふるさと寄附金(ふるさと納税)」の2015年度収支が約1986万円の黒字になったと発表した。当紙の取材に答えたもの。
ふるさと納税は、自治体に寄付をすると一定の税額控除が受けられるほか、地方の特産品等の返礼品が受け取れる自治体もあり全国的に広がっている。
一方で、返礼品贈呈にかかる経費や他市町村に寄付した住民の住民税控除による減収等で、収支が赤字となる自治体も出ている。
秦野市の15年度実績は、収入にあたる「寄附金額」が1億3898万6061円(6428件)。返礼品の購入や郵送料、クレジットカード手数料などの「特産品等贈呈事業・その他経費支出額」は7096万8377円、また秦野市民が他市町村へ寄付をしたことに伴う「秦野市の個人市民税の減収額」は4815万4330円。寄付金額から経費と減収額を差し引いた、全体収支は1986万3354円だった。
市では、15年度の寄付金から5946万8000円を16年度の8事業(昔の生活学習館建設3019万4000円、森林遊び場(仮称)整備1720万円ほか)に活用する予定。
総務省が6月14日に公表した「ふるさと納税に関する現況調査結果」では、15年度の1788自治体の合計で寄付の「受入額」は約1653億円、同「受入件数」は約726万件。いずれも前年度の4倍前後と大幅な伸びとなっている。
同省の調査で秦野市の全国順位(1788自治体中)は、寄付金額が254位、寄付件数が258位だった。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
自殺予防月間にキャンペーン3月15日 |
|
|
|
|