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ヘリコプターで消火訓練 大規模な山火事想定し

社会

掲載号:2016年9月24日号

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地上の隊員との連携作業
地上の隊員との連携作業

 市消防本部と消防署は10月5日(水)、県立秦野戸川公園管理地で、秦野市消防団、川崎市消防局航空隊と共に、林野火災合同消火訓練を実施する。この日は、同航空隊のヘリコプターが飛来し、空中からの消火訓練などが行われる。

登山者ら増え不注意が懸念

 同訓練は空気が乾燥し、林野火災が発生しやすい季節となる秋から春のシーズンに合わせて、このタイミングで実施されることとなった。合わせて近年の登山ブームや自転車ブームなどにより、丹沢を訪れるハイカーやサイクリストが増加傾向にあるため、ちょっとした不注意が、火災の発生原因として懸念されており、今回の訓練では、「入山者のタバコの投げ捨てにより出火し、1ヘクタールを延焼中。消防隊らが消火活動を続けているものの、火災が強風に煽られ延焼拡大の恐れがある」という想定で、ヘリコプターからの放水などを実施する。これまでにも2012年、2014年にも同様の訓練が行われてきた。

水無川の水を給水し消火ポイントへ

 今回の訓練には消防職員や消防団員、航空隊員ら56人が参加予定。ヘリコプターは東京新木場の「東京ヘリポート」からおよそ30分で到着するという。ヘリによる訓練は午前10時ごろから。飛来したヘリは戸川公園多目的グラウンドにいったん着陸。水無川から引き入れた川の水を給水したのち、県立山岳スポーツセンター東側山林の消火ポイントで放水訓練を行う。そうした一連の訓練を3度繰り返す。同時に消防署員や消防団員らは、白泉寺西側周辺で消防ホースの中継送水訓練を行う。

これまで火災によるヘリ要請はない

 秦野市内では、これまで林野火災でヘリの出動を要請した事案は発生していない。しかし、近年では2002年に弘法山でおよそ2・5ヘクタールを焼く火災や、2011年に千村でおよそ2ヘクタールを焼く火災が発生している。秦野市消防本部では「今回の訓練は、各部隊間の連携を強化するという目的がある。万一の事態発生に備えて訓練したい」などと話した。

以前のヘリでの消火訓練の様子
以前のヘリでの消火訓練の様子
地上では署員や消防団員らによる訓練も実施
地上では署員や消防団員らによる訓練も実施

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