秦野市立上幼稚園(園児9人)は2017年4月から、隣接する市立上小学校(児童81人)と施設を一体化する。現在、移転先の同小学校2階では改修作業が進められている。
近年、少子化や保育を必要とする保護者が増加していることから、市内の公立幼稚園の就園率の減少が続いている。
子どもが集団生活の中で社会性や協調性を身に付け成長するための「集団性」を確保するため、市は公立幼稚園の在り方を見直し、今年1月に「秦野市公立幼稚園運営・配置実施計画」を策定した。近隣小学校との施設統合や、0歳から就学前まで保育・幼児教育を行うこども園化などの計画を進めている。
上幼稚園は市内でも特に園児数が少なく、今年度は年少クラスが5人と年長クラスが4人。市は同幼稚園の再配置が急務と判断し、市内で最初の計画実施となった。
同幼稚園は上小学校と隣接しており、以前から合同で芋掘り体験や運動会を行い交流をしている。幼少一貫教育を推進していたことと、さらに上小学校に余裕教室があったことから、幼稚園機能を移すことが決まった。
移転場所は同小学校の東側2階の一部。図工室だった教室を改修し、広さ96平方メートルの保育室にする。可動式パーテーションが付けられ、クラスごとに区切るなど用途によって広さが変えられる作りとなっている。その他、階段に園児用の手すりや落下防止用の柵を設置したり、校舎横には遊具や花壇を備えた園庭が整備される予定。2017年4月からの使用に向けて、現在改修が進められている。移転後の現園舎の利用法は検討中。
上小学校校長を兼任している上幼稚園の市川知代園長は、「園児同士の触れ合いや小学生をモデルとして、子どもらが成長してくれると嬉しい。今までも幼少一貫教育として交流を図っていたが、施設の一体化によってさらに学びの連続性を意識した教育を行っていきたい」と話した。
同幼稚園以外では、みなみがおか幼稚園のこども園化が計画されており、すでに地域住民への説明会や意見交換会を実施。市教育総務課によると、市内各幼稚園で再配置計画を検討している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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