鮮やかな紫色の縁に黄色のレンズ、その中には1組の若いカップルが映っている。個性が光るこの写真を撮影したのは、秦野市曽屋在住の小松均さん(53)。同作品で、第31回障害者による書道・写真全国コンテストの写真部門銀賞を受賞した。
小松さんは聴覚障害があり、また車いすで生活している。デザイン関係の仕事をしながら、週末は趣味のカメラに夢中だ。これまで日本山岳写真協会展や横須賀写真連盟公募展など、20作以上がコンテストで入賞している。
今回の受賞作のタイトルは『サングラスの中のみなとみらい』。5月のある暑い日、横浜市の大さん橋のテーブルにサングラスを置きスタンバイ。太陽を背に日傘を持って偶然通りかかった2人の姿を、自分が写り込まないよう注意してシャッターを切った。小松さんは「構図は最初から決めていたが、タイミングが良かったと思う」と、嬉しそうに手話で振り返った。
入賞作品展示会は3月31日(金)まで東京都新宿区の戸山サンライズで開催中。
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