秦野版 掲載号:2017年1月14日号 エリアトップへ

宮沢賢治の作品に登場する鳥に焦点を当てた絵本『宮沢賢治の鳥』の画を担当する 舘野(たての) 鴻(ひろし)さん 堀西在住 48歳

掲載号:2017年1月14日号

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虫で生命の尊さ伝える

 ○…精密な動植物のイラストを描き、図鑑や児童書、解剖図プレートなどの生物画を手掛ける他、「儚くも美しい虫の生き様を描いた」絵本を数冊出版。今月は自身初となる原画販売、来月初旬には画を担当した宮沢賢治の作品に登場する鳥を精密画と文章でつづった図書が刊行される。

 ○…横浜市出身。中学・高校と生物部に所属し、部誌の表紙に初めて虫を描いた。高校時代、山間部で昆虫採取を行っていた時に遭難しかけた事があり、それがトラウマでパニック症候群に悩んだ時期もあったという。恐怖心を克服しようと再度入山した際、冷静に辺りを見回した時に見えてきたのが、ありのままそこに暮らす虫たちだった。目の前で繰り広げられる生と死に衝撃を受け、「虫を命として扱い、全力で描こう」と固く決意した。

 ○…1996年に「自然が豊かで生物調査にぴったりだから」と秦野に移り住んだ。ほぼ同時期に結婚し、3人の子どもに恵まれた。「子どもたちの地元は秦野だから」と、親としてその地域をより知るために街中を歩きまわった。一言で表現するなら「良いまち」だという。2009年に出版した初の絵本『しでむし』は、秦野の自然を舞台にして描かれており、「これからもなるべく秦野をベースに絵本を描いていきたい」と、窓の向こうの景色に目を向けた。

 ○…「虫を食べたことありますか」と唐突な質問。3年前、薪割り途中にカミキリムシの幼虫と遭遇し、食用されていることから食べてみたのだという。「美味しかった」とニコリ。続けるうちに「食べることは自然なこと。食育につながるのかも」と、今では講師を務める西小学校の自然観察会で参加者と一緒に味わっている。虫に様々な方向から光を当てると見えてくるものがある。「虫を通して、生命の尊さや生きる意味を考えてもらえれば」。虫に魅了され、追い続け、これからも描き続ける。

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