国土交通省が2017年1月1日時点での地価公示を発表した。神奈川県全体の用途別平均変動率は上昇傾向にあるものの、秦野市は住宅地、商業地ともに下落、工業地は横ばいとなった。
地価公示は、標準地の正常な価格(公示価格)を毎年1回示すことで適正な地価の形成に寄与することを目的に行われている。公示価格は1平方メートルあたりの価格で、一般の土地取引価格の指標となっている。
秦野市内の住宅地調査地点は35地点で、平均価格は90200円(前年92400円)。平均変動率はマイナス2・5%と前年に比べ下落した。住宅地の最高額は市役所裏付近の「桜町1丁目1440番3」で11万7000円(前年11万9000円)、変動率はマイナス1・7%となった。下落率が高かったのは「尾尻字八幡山450番74」と「東田原字くずは台200番312」で、ともに変動率はマイナス4・4%となった。
商業地下落率が県内ワースト4に
商業地は前年同様に6地点を調査。最高額となったのは東海大学前駅南口付近の「南矢名1丁目2317番3」で23万2000円(前年24万1000円)だが、変動率はマイナス3・7%と大きく下落した。この変動率は県内でも三浦、神奈川二宮、真鶴に続き4番目に悪い数値となった。商業地の平均価格は15万7800円で、変動率はマイナス1・8%。
一方、工業地3地点では価格を維持し、平均価格は5万3000円(前年5万3000円)で、変動率は0・0%と横ばいとなった。
また、今回は新規で「蓑毛字餅畑765番3外」が林地の標準地として指定され、価格は1400円だった。
県内地価動向は上昇傾向に
神奈川県全体をみると、住宅地は3年連続で上昇していたが、今年は平均変動率が0・0%(前年0・1%)と横ばいに。商業地では1・6%(前年1・4%)と5年連続の上昇となった。上昇地域は横浜や川崎などを中心とした計37市区で、横浜駅周辺などの高度商業地が上昇率を押し上げたとみられる。工業地も2・0%(前年2・1%)と4年連続で上昇した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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