中学生からなる硬式野球チーム「秦野リトルシニア」(牧嶋和昭監督、部員数58人)が、2月から行われていた2017年大東建託カップ南関東支部春季大会でベスト8に入り、関東大会へ出場が決まった。
神奈川県と静岡県の62チームが参加して覇権を争った同大会。同チームは1回戦で横浜北リトルシニアと対戦、2回に打線がつながり4点を先制。その後も効果的に加点し、8対1のコールド勝ち。冬場の練習で鍛えてきたという攻撃力を発揮しての完勝だった。2回戦の瀬谷リトルシニア戦ではエースの高橋綾人投手(大井町立湘光中3年)が相手打線を完璧に封じ込めノーヒットノーランを達成。3回戦進出に大きく貢献した。高橋投手は「とにかく無心で投げた。ノーヒットノーランを達成できて嬉しい」と笑顔で振り返った。
勝てば関東大会出場が決まる3回戦の相手は青葉緑東リトルシニア。初回に2点を先制すると、その後も追加点を挙げ、終わってみれば8対1の大勝。準々決勝で横浜泉リトルシニアに敗れたが、春は7年ぶりに関東大会へ駒を進めた。
渡邉律主将(小田原市立国府津中3年)は「関東大会へ進出したことの喜びよりも、準々決勝で負けた悔しさのほうが大きい。初回の入りが悪く、失点を重ねてずるずるいってしまう悪癖があるので、一球一打に集中し、全国大会を目指したい」と力強く語った。
秦野リトルシニア野球協会の加藤賢一事務局長は「昨年のチームに比べてパワーヒッターは少ないが、走・攻・守揃った選手が多く、全国を狙える子たちだと思っている。関東大会では、投手の高橋を中心に守備からリズムを作って攻撃につなげるチームカラーを出して全員で戦ってほしい」と話した。
関東大会は4月9日(日)に開幕する。ベスト8以上に入れば、夏に行われる日本選手権関東大会でシードに組み込まれることになっている。
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