4月19日、市内の各書店でこの日発売の1冊の漫画が大きく展開された。
『いろはと僕と』第1巻(小学館/裏少年サンデーコミックス)。桜が舞う中、セーラー服の愛らしい少女が微笑む、爽やかな表紙。作者は秦野市上大槻在住の漫画家、アキサワ リョウタさん(20)だ。
同作は、孤独な男子高校生が、天真爛漫な幽霊の少女に励まされながら、楽しいスクールライフを目指して奮闘するラブコメディ。2016年10月〜2017年4月に、小学館が配信するウェブコミック配信サイト「裏サンデー」と、漫画アプリ「マンガワン」で連載された。
今後、コミック第2巻の発売も予定されている。
苦労の末の連載決定
アキサワさんは本町出身。幼い頃から絵を描くことが好きで、小学生の頃はイオン秦野店近くの絵画教室に通っていた。中学2年生の時、同世代の少年が漫画家を目指す漫画作品を読み、周囲に「漫画家になる」と宣言。自作が出来れば出版社へ持ち込み、青春を漫画に注いだ。
高校3年生のとき、夏休みに描いた”バトルもの”が高校生対象のコンテストでグランプリを受賞。読者のニーズを考えて選択したジャンルだったが、「自分には合わないというか…。ラブコメが好きなんだと再確認できた」と静かに振り返る。その後もアルバイトをしながらペンを走らせ、プロを目指し続けた。
転機が訪れたのは2016年。「賞を狙わず、好きなものを描こう」と制作した『海辺のエビちゃん』が週刊少年サンデー主催の新世代サンデー賞で努力賞を受賞。その後、同誌の編集者から声がかかり、連載を目指すことに。8月に裏サンデーでの初連載が決まったときは「本当に嬉しかった」と微笑む。
「今後も描きたいのはやっぱりラブコメ」というアキサワさん。「夜、寝る前に読んで『面白かった』と気持ちよく眠れるような作品を目指しています」と穏やかな表情で語った。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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