放課後、保護者が家にいない児童を預かる場所として、秦野市内には市営の「児童ホーム」のほかに、民間のNPO団体が経営する「学童保育」がある。民間の学童保育は「小学5年生以上でも利用可能」「土曜日や臨時休校でも開所」などのサービスで、多様化する保護者のニーズの受け皿となっている。
5月19日、市内の5つの民間学童保育が情報交換・交流などを行う秦野市学童保育連絡協議会(府川優樹会長)の第3回総会が堀川公民館で開かれた。各学童保育のスタッフなど約20人が参加し、活動報告やディスカッションが行われた。
この日議題に上がったのは、待機児童の問題。例えば保護者が夜勤明けで家にいる場合、秦野市では「保護者がいる」とみなされ市営の児童ホームを利用できないことがある。「正直、昼間は休息の時間がほしい。民間の学童保育なら利用できるとは知らなかった」という保護者の声が紹介され、働く保護者のサポートについて話し合われた。
また、今後の課題として民間学童保育の活動や同協議会の周知を進めることがあげられた。府川会長は「イベントで大きな施設を借りたい時に『学童保育がなぜ土曜日に使うの?』と言われ、貸してもらえないこともある。学校や教育に関係の薄い人にも存在を知って貰えるよう検討が必要」と話した。
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