秦野市は「市立みなみがおか幼稚園」の公私連携幼保連携型認定こども園化にあたり、運営法人を5月24日から再募集している。
公立幼稚園の園児数が減少傾向にあることから、市は保育園と一体となったこども園化を進めている。みなみがおか幼稚園は、市の方針を踏まえて民間法人が運営する公私連携幼保連携型認定こども園をめざし、今年2月から法人の募集を行っていた。しかし、応募がなかったことから要件を見直し、再募集することにしたという。見直しについては、前回の募集期間中に現地見学の申し入れがあった3法人に聞き取り調査を行い、実施した。
大きな見直し内容としては、定員数の緩和だ。「1号認定(幼稚園児)120人、2・3号認定(保育園児)60人を下限とする」と定めていたものを「180人を下回らないこと」と内訳は任意とし、柔軟性を持たせた。ただし1号認定については同幼稚園の現園児数(79人)を下回らないことを条件としている。
2つめは県内の学校法人又は社会福祉法人に限定していたが、地域条件を撤廃し全国に拡大したこと。また、利益の確保についても不安の声が上がっていたため、新たに「秦野市民間保育所等運営費補助金」の交付対象とし、市が経営支援を行う体制を整えた。そのほか、園の整備等を安定的に行ってもらうため土地の有償貸付期間を10年から15年間に変更している。
詳細な募集要項については市のホームページで公開しており、募集期間は7月18日(火)まで。今後、市では広く募集内容を周知するために、全国の関連組織にPR活動することなどを検討しているという。8月末には運営法人を決定し、2018年度中に施設整備を実施。2019年4月からの開園をめざす。
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