静かなせせらぎの中で、あちらこちらに咲く小さな紫色の花。名前は「イワタバコ」。秦野市菩提のわさびや茶園の敷地内で見頃を迎えている。
湿った岩場や谷川などに生える多年草で、星形の花を着ける。名前の由来は葉がタバコの葉に似ていることから。
同園の辺りは湧水が豊富な場所で、明治中頃からわさびの栽培がされていた。1923年の関東大震災でわさび沢の石垣が崩れてしまったが、今から約30年前に改めて沢の整備を行い、石垣を復元させた。その後時が経つにつれイワタバコが自生するようになり、今では約20mの石垣に広がっている。
名水として知られる秦野の湧水で育まれたイワタバコ。紫色の他、ところどころに白色の花も顔をのぞかせている。
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