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秦野版 公開:2017年6月23日 エリアトップへ

東海大学前駅入口交差点 整備加速の働きかけを デスク・レポート

社会

公開:2017年6月23日

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 ▼慢性的な渋滞の発生地点で、その解消が課題となっていた、県道613号線の「東海大学前駅入口」交差点。難航していた交差点角の土地の用地買収が済み、昨年12月に建物は解体され、現在は更地となっている。この土地を含め県道を挟んだ平塚市真田地区一帯は、真田特定土地区画整理組合による整備が進められてきたが、より迅速に整備が進むよう、交差点を含む未整備部分については、平塚市が直接市施工とすることとし、今年度の当初予算に整備費用を盛り込んだ。しかし現在も整備が進んでいる様子は見られない。平塚市によれば、8月中には業者発注を済ませ、今年度内の完成を目指しているというが、より早く事業に着手できるよう、平塚市へ働きかけていくべきだ。

 ▼この交差点は県道を挟んで市境にあるが、利用者は秦野市民が多い。にもかかわらず秦野市は、この道路が県道と平塚市の市道が交わる交差点であることなどから、長年にわたって解決に向けた具体的な対策を講じてこなかった。

 ▼この交差点が渋滞する要因の一つとなっているのが車線の構成だ。東海大学前駅側は時間帯によって、ペデストリアンデッキ近くまで車の列が伸びる。交差点に進入するレーンが、左折専用と右折・直進という変則的な2車線となっているためだ。対面の真田側が広がることでレーンの構成を右折専用と、直線・左折という一般的な構成に変更することは可能になる。この部分だけでも先行して整備することはできないか。秦野市は是非そうした可能性について検討し、県に対して働きかけをして欲しい。平塚土木事務所も「レーン構成を変更すれば、渋滞はかなり解消できるのでは」と話す。

 ▼交差点部分の整備計画に関しては、今年3月議会の一般質問で高橋照雄議員が言及。答弁の中で市は、この交差点が交通量の多い場所で、整備によって地域の安全や利便性に配慮した渋滞対策が図れることや、歩行者だまりの確保が必要であることなどを明らかにしたものの「今後は平塚市と連携を図り、事業者である平塚土木事務所と調整を図っていきたいと考えている」と答えるにとどまった。課題解決に向け動き始めた現在でも、秦野市側から整備を促進するような具体的な取り組みが見られないのは残念だ。

 ▼「いつ整備が進むのか」といった市民の声は、市にも届いているという。早期開通を望む地元商業者らの声も日増しに高まっている。市は、市民の安全・安心や利便性の確保を、県や平塚市任せにしてはいけない。三者が一体となって知恵を絞り、一日でも早く事業を進めることが重要だ。秦野市が県や平塚市に対して積極的に課題解決に乗り出す姿勢を見せることが、課題解決を加速させることに繋がるのではないか。

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