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「殺処分ゼロ」の現状知って 県動物保護センターで見学会

社会

掲載号:2017年8月25日号

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神奈川県動物保護センターのふれあい動物ひろば。センターで暮らす犬が見学者の膝に乗ってきた
神奈川県動物保護センターのふれあい動物ひろば。センターで暮らす犬が見学者の膝に乗ってきた

 秦野市の中心地から車で15分ほどの場所にある、神奈川県動物保護センター(平塚市土屋401)には県内28市町村から飼い主がいない動物が運ばれてくる。県内で「殺処分ゼロ」が話題になる中、その裏では秦野市内のボランティア団体などがシャンプーやしつけを行い里親への譲渡に向け活動を続けている。

 県では2013年度からこれまで犬の殺処分はゼロ、2014年度からは猫の殺処分もないという。県の条例などで殺処分を禁止したわけではないため、岩屋修業務課長は「ボランティアが引き取れないほど多くの動物が運ばれるようになったら、殺処分せざるを得ない」と話す。

 同センターには69のボランティア団体・個人が出入りし、一般向けの見学会も開いてきた。8月21日には秦野市や近隣で活動する「いぬ・ねこ笑顔の会(内蔵成(くらなり)美佳代表)」ら4団体が主催する見学会が開かれた。県内から譲渡を希望する家族など36人が参加し、動物が保護されている部屋や犬の殺処分が行われていた処分室、慰霊碑を見学。ふれあい動物ひろばではセンターで暮らす犬と参加者が触れ合う場面もあった。内蔵成代表は「センターでは避妊・去勢手術はするが病気の治療はできない。殺処分されないというだけで人に裏切られた動物が幸せなのか現状を見て考えてほしい」と語りかけた。

 小学生の子どもと参加した保護者らは「処分室を初めて見て衝撃的で、悲しかった」「すごく可愛い犬がいて目があったので、譲渡を真剣にお願いしたいと思う」と感想を話した。

 同センターには犬や猫以外にもウサギや鶏、イエバトなどが持ち込まれる。飼い主が見つからないまま殺処分されることも多く、2016年度にはミドリガメなど50匹の動物が殺処分された。また、カメレオンやハリネズミなどの珍しい動物は職員が飼い慣れていないため、飼育中に死んでしまうこともあるという。

 見学は随時募集中。【URL】http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f80192/に見学会の予定が掲載されている。

犬を殺処分していた処分室を見学する参加者
犬を殺処分していた処分室を見学する参加者

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