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児童館を自治会に譲渡 新沼代自治会館として地域の拠点に

社会

掲載号:2017年8月25日号

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古谷市長から目録を受け取る高橋会長(左)
古谷市長から目録を受け取る高橋会長(左)

 秦野市から沼代自治会連合会(高橋廣行会長)へ9月1日付けで無償譲渡される沼代児童館。それに先立ち、8月19日に同館で記念式典が開かれ、古谷義幸市長から高橋会長へ目録が手渡された。同館は、「新・沼代自治会館」として、自治会館と児童館両方の役割を持つ新たな施設として利用される。

 秦野市は、今後迫りくる公共施設の更新問題に対し市内にある270を超える施設全てを維持し続けることは不可能と判断。そのため公共施設再配置に関する計画をまとめ、今後40年間を10年間ずつに区切り第1から4ステージを設定し方針を立て、児童館等を自治会に委譲することを打ち出した。

 同連合会がこれまで使用してきた旧沼代自治会館は、築70年以上が経過し老朽化のため建て替えが急務となったが、借地で狭く駐車場の確保が出来ないなどで進まなかった。周辺地域の公民館を借りるなどしてサークル活動を続けていく中、市が進める公共施設再配置計画で近くにある児童館の移譲を知り同連合会が手を挙げ今回の無償譲渡となった。昨年、鈴張町の老人いこいの家「すずはり荘」が自治会に無償譲渡されたのが最初で今回が2施設目となる。

 新・沼代自治会館は木造2階建て。1階は児童厚生員を配置し引き続き児童館としての役割を継続、2階は自治会館としてサークル活動などに使われる。式典で古谷市長は「新たな拠点として、地域に密着した施設として利用してほしい」と集まった地域住民に呼びかけた。高橋会長は「約3年間市の担当課と話し合いを進め今回に至ったことをうれしく思う」と感謝を述べた。

 市の公共施設マネジメント課は今回の譲渡で、今後20年間に2870万円の削減効果が期待されると試算している。「地域の人達の協力は不可欠。今回の事例をシンボル事業として位置づけ、他の児童館や老人いこいの家など今後地域への移譲を進めていければ」と同課では話している。

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