素早い突きや蹴り、肘打ちなどで相手の身体に打撃を加え勝敗を決める実践型の空手競技”極真空手”。
秦野市平沢在住で、極真会館西湘支部(福田達也支部長)所属の伊藤大地選手(15)が9月19日に京都府立体育館で行われた2017全日本青少年空手道選手権大会に出場。「13歳14歳男子55kg超級」で3位入賞した。同部門には、全国各支部から代表の中学2・3年生29人が出場した。
伊藤選手は2回戦で今年の国際大会軽量級チャンピオンを制すなど順調に勝ち進み、準決勝へ駒を進めた。準決勝の相手は関東大会でも顔を合わせる東京城西支部の岡部慎太郎選手。伊藤選手の蹴りが決まり相手へダメージを与えていた場面があったものの、両者譲らず打ち合いが続き勝負は判定へ。僅差で岡部選手に軍配が上がった。伊藤選手は「入れたい攻撃が入らなかった」と試合を振り返った。
伊藤選手は5歳から空手を始め、小学3年生で他流の道場から極真会館に移籍。中学1年生で黒帯になり、全日本選手権で優勝した。しかしその後は膝や足の甲の靭帯の故障で思うように結果が出ず、「負けたくない」と悔しさを胸に稽古へ通い、自宅での自主練を増やしてきた。体が回復してきたのは今年8月。今大会で表彰台に返り咲くまでの道のりは長かった。
来年4月には国際大会が控えている。伊藤選手は「モチベーションを保って、練習に励みたい」と静かに語った。
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