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峠に140年続く念仏講 地元住民らの憩いの場所に

文化

掲載号:2017年12月15日号

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70〜90歳代までが集まり行っている念仏講
70〜90歳代までが集まり行っている念仏講

 カーンカーンという鐘の音にあわせて、詠うように念仏を唱えている。秦野市渋沢の峠地区でおよそ140年にわたって親から子へ、姑から嫁へと受け継がれてきた念仏講だ。

 毎月23日、峠多目的センターに地域の女性約20人が『十三佛尊歌』や『御家祝』など、30分ほどかけて唱えている。かつては泉蔵寺(千村)の末寺として、峠地域に真静院という薬師堂があり、そこで地元住民が集まって先祖の供養や家内安全を願って念仏講を行ったのが始まりだと伝えられている。真静院は2度の火事に遭い、文献などもすべて焼失してしまったため詳細は不明だが、残っている掛軸などから140年は続いていると推測されるという。

 現在、念仏講をまとめている石原千代子さんは「昔はお嫁さんはなかなか家から出られず、念仏講が息抜きにもなっていた」と話す。1993年に同センターが開設されてからは場所を移し、毎回欠かさず庭に咲いている花を供えている諸星嘉子さんをはじめ、それぞれ自宅で作った野菜や料理を持ち寄って、念仏講の後に話に花を咲かせる。今年3月からは皆が集まる機会を増やそうと「おはなし会」も開催し、外部から講師を呼ぶこともあるそうだ。

 年末にさしかかるため、12月の念仏講は8日に行われ、この日も15人が参加。「長く続いているということは、本当にありがたいこと。声を出すのがいいのかも」と石原さん。70歳代から95歳までが和気あいあいと楽しむひとときだ。

手書きの念仏と年代が書かれた掛軸の蓋
手書きの念仏と年代が書かれた掛軸の蓋

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