1968年に秦野市内で初めて地区社会福祉協議会として設立した西地区社会福祉協議会(高橋廣行会長)が50周年を迎えた。6月3日に秦野市立西公民館で記念式典が行われ、評議員ら142人、高橋昌和市長や県議・市議などが出席。高橋会長は「これまで多くの人の支えでやってきた。今後もご協力をお願いします」とあいさつした。出席者には長年活動に関わった地元の人々が編集した記念誌「西地区社協50年のあゆみ―地域の支えあい―」が配られた。
同協議会は自治会や民生委員児童委員協議会、保護司会や青少年指導員連絡協議会等の団体、学校などで構成され、西地区と上地区の1万1481世帯が所属している(2018年4月現在)。
発足当時は全国的に民生・児童委員が地域福祉で中心的役割を果たしており、秦野市民児協の会長だった北村雄(たけし)さんが初代会長となり、西地区に社協が設立。ひとり暮らしの高齢者がまだ少なかった時代に、地域の高齢者が亡くなった後しばらく経ってから発見されたことも設立のきっかけの一つとなったという。
独り暮らし高齢者のふれあいの場提供
「住民同士で支えあおう」と、一人暮らしの高齢者を対象とした「お楽しみ会」や地域交流会は家に引きこもりがちな高齢者が外に出るきっかけとなり、外に出られない高齢者には地域の女性団体が調理した食事を届ける「お楽しみ配食」で孤立を防いだ。
ほかにも1986年に始まった福祉まつり(現ふれあいまつり」や1988年に開所したボランティアセンター、昨年西地区ふれあい館に新設された「サロン デュ・たんぽぽ」、障害者支援・子育て支援のための活動など50年間で様々な取り組みがあった。
今回の記念誌には活動に関わった人々の声が当時の思い出とともに収録されている。記念誌は限定版で秦野市立図書館、西・渋沢・堀川公民館、西地区ふれあい館((月)・(木)午前10時から正午)で閲覧できる。
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