7月23日、夏休み中の秦野市立鶴巻小学校(大塚敦校長)に、子どもたちの楽しそうなはしゃぎ声が響いた。親子、学校、地域との交流を目的に鶴巻地区社会福祉協議会子育て支援部(丸岡敏昭部長)が主催する「夏休みあそぼう会」は2009年から続く恒例行事。今年も児童ら約600人が来場。自治会、PTA、民生児童委員、青少年指導員、福寿会など約100人に加え、中学生ボランティア19人が協力し、流しそうめん、スイカ割り、クロリティー、おもちゃ作りなど多数の企画を児童のために用意した。
猛暑で市内の野外イベントの中止が相次ぐ中、同行事でも急遽、流しそうめんを昇降口前の軒下で行う等対応を行った。
暑さに関わらず児童は元気いっぱい。初めて流しそうめんに挑戦した小学1年生の中には、食べることを忘れて夢中ですくい、カップから麺があふれてしまった児童の姿も。友達と参加した宮入和(のどか)さん(鶴巻小4年)は「流しそうめん楽しい。麺がおいしい」と笑顔で話した。
スイカ割りではマスクで目を隠した児童がビニール袋に入ったスイカを目指してゆっくり進み、大人も子どもも周りから大きな声で「もう少し右!」「左!左!」と声援を送った。中学生ボランティアは低学年の児童にそっと寄り添い、優しく誘導していた。終盤、児童が見守る中、大塚校長が「バシンッ」と見事にスイカを割ると、子どもたちは「校長先生すげー!」と大興奮だった。
中学生ボランティアとして参加した吉村美咲さん(鶴巻中2年)は「小さい子と戯れたくて参加しました。細かいことを伝えるときに易しい言葉を使わないといけないということが分かり、勉強になりました」と振り返った。
この日のために仲間と準備を進めてきた丸岡さんは「去年は大雨だったが、今年は暑く大汗で濡れました」とにっこり。「熱中症を心配しましたが、日陰を利用してなんとか実施でき良かった。パワーのある中学生が一生懸命頑張ってくれ、良いふれあい会になりました」と話した。
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