秦野市平沢在住の書道家・栗原雀邨(じゃくそん)さん(83)と、栗原さんが主催する硯城(けんじょう)書道会による書展が8月29日から31日まで秦野市文化会館で開催され、500人以上が来場した。開催は12回目。栗原さん作の20点と同会会員の63点が展示された。
栗原さんの展示テーマは「温故知新」。「”古きをたずねて”と読む事が多いが、私は敢えて”古きを温めて”と読んでいます」と栗原さん。「近代詩文書など新しいものは親しみやすい。しかし、その前に古典を訓練して渾然一体となり、新しいものを生み出したい。教室でも基礎をしっかり学んでもらうようにしています」と熱く語る。展示は孟子の「四端の説」や孔子の論語抄などを楷書、篆書、隷書、行書で書いた古典から近代詩文書までが並んだ。老子の言葉は今では珍しい「章草体」。栗原さんは「書く人がいないと、書体はなくなってしまう」とつぶやく。
種田山頭火の俳句と文を5枚にまとめた栗原さんの作品を見ていた女性は「この山頭火、すばらしい。当時の気持ちが出ているように感じます」と瞳を輝かせていた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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