源実朝の御首塚(みしるしづか)がある田原ふるさと公園(秦野市東田原999)で11月23日、秋晴れの下、第31回実朝まつりが行われた。実朝は鎌倉幕府3代将軍で、歌人として優れた和歌を残した人物。祭りはそんな実朝を敬い、東地区自治会連合会を中心とした実行委員会が毎年行っている。
今年も御首塚の前で法要や献歌・献句・献吟などが行われ、実朝などに扮した稚児・武者行列が金剛寺など周辺を練り歩いた。今年初めて稚児・武者行列に参加した山口夏空(そら)君(6歳)は「楽しかった」とにっこり。姉たちも今まで”お稚児さん”を経験したという。
その後、東中吹奏楽部や東小鼓笛隊のほか、和太鼓やジャズ、民謡などが披露され、公園周辺はにぎやかに。広場には自治会や婦人会など地域の人々が出す模擬店が並び盛況だった。
歴史伝える紙芝居
実朝は鶴岡八幡宮(鎌倉市)で甥の公暁(くぎょう)に斬首され、その御首が武常晴によってこの地に運ばれ、供養されたとされる。昨年、実朝の没後800回忌を記念して地元では紙芝居「実朝公・御首のゆくえ」を作成。自治会祭りや公民館で読み聞かせを行ってきた。
今年は初めて実朝まつりで紙芝居の上演時間を設定し、紙芝居の作成に関わった森武敏さんが読み聞かせを担当。多くの人がブースに集まり、物語に引き込まれるように聞き入った。上演後、見た人たちは「お祭りの背景にある歴史を知ることができてよかった」「実朝の話を聞けて感動したよ」と話していた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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