神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2019年1月1日 エリアトップへ

宿泊客もてなす最中の猪 鶴巻温泉の旅館 梵天荘で

経済

公開:2019年1月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

 2019年の干支は「亥」。鶴巻温泉の旅館・梵天荘(秦野市鶴巻北2の12の36)では以前からお茶菓子として、猪をかたどった「いの子最中」が振舞われている。袋の表上段には「小田急鶴巻温泉」とあり、皮の真ん中には「鶴♨巻」の焼き印。鶴巻温泉にほど近い佐野製菓(伊勢原市笠窪506)が製造している。

 「うちは昔から、お茶菓子はいの子最中って決まってんの」というのは、梵天荘の女将・加藤政江さん(79)。加藤さんが嫁いできた時には既に宿泊客などへのもてなしとして、この最中が出されていた。「皮が香ばしくしょりしょりしていて、餡もおいしいのよ」と加藤さん。甘いものが苦手な男性客にも喜ばれてきたという。

地元名物の「猪鍋」から着想

 大和旅館(秦野市鶴巻北2の7の7)では、今も創業当時から続く猪(しし)鍋が提供されているが、鶴巻温泉の旅館では以前、広く猪鍋が振舞われていたという。

 そこで昭和42年頃、佐野製菓の先代・佐野繁男さんが、猪をモチーフにこの最中を製作。かつては、お茶菓子として様々な旅館で重宝されていた。

 12年前の亥年には、材料が何もなくなってしまうほど売れたといういの子最中。現在も繁男さんの息子・孝芳さん(69)と、妻ひとみさん(65)が夫婦二人三脚で変わらぬ味を作り、店頭で販売している(1個120円税込)。

 柔らかな餡は、季節や湿度によって硬さを変えるなど繊細な作業を経てじっくり練り上げられる。ひとみさんは「私は主人を手助けしているだけですが、二人とも”おいしく食べてもらいたい”という思いで続けています」と話した。
 

秦野版のトップニュース最新6

能登に1200万円寄付

秦野市自治会連合会

能登に1200万円寄付

239自治会から募り

3月29日

かながわブランドに

はだの葉ニンニク

かながわブランドに

加工品販売開始でPRへ

3月29日

母校でドラム演奏

生徒とセッションも

母校でドラム演奏

3月22日

公私園小の連携強化

秦野市

公私園小の連携強化

乳幼児教育センター新設

3月22日

自治会員が「とくし丸」誘致

下大槻団地

自治会員が「とくし丸」誘致

買物難民を支援

3月15日

家賃千円で被災者支援

福嶋さん鈴木さん

家賃千円で被災者支援

北矢名のアパート1部屋

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook