秦野市消防本部は1月11日、2018年中の火災出動件数、救急出動件数の速報値を発表した。火災・救急ともに増加傾向にあり、特に救急出動件数は前年比を大幅に超え、過去最多を更新した。
2018年1月1日から12月31日までの消防本部の救急出動件数は8312件。前年の7750件から562件(約7・3%)増となり、大幅に過去最多を更新した。1日平均22・8件、約63分に1件の割合で出動したことになる。
超高齢社会の現在、救急需要は増加しており、秦野でも救急出動件数は右肩上がりとなっている。内訳を見ると急病による出動が5602件と最も多く、次に一般負傷1219件、交通事故523件。市消防本部では常時5台の救急自動車が稼働しており、119番通報の場所から直近の救急自動車が出動する。しかし、直近の車がすでに出動している場合は次に近い場所から出動することになり「救急出動件数の増加は現場到着時間の遅れにもつながる。適正利用をしてほしい」と話す。
建物火災相次ぎ注意呼びかけ
出動件数は火災でも増加しており、2018年は46件で前年比2件(約4・5%)増となった。
内訳は建物火災が最も多く29件。市内では昨年11月から建物火災が相次いでおり、今年もすでに2件(うち1件建物火災・1月14日現在)の火災が発生している。タバコやストーブ、コンロが原因の火災が多く、「ストーブの近くに燃えやすい物を置かない、寝タバコをしない、火のそばを離れる時は火を消すなど注意してほしい」と同本部。すでに義務化されている住宅用火災警報器の設置や、消火器などの備えを呼び掛けている。
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