参加者らが協力しながら箸で作った鳥の巣
自然観察の知識とテクニックを身に付け、多くの人に自然の大切さを伝える自然観察指導員。自然観察施設くずはの家（秦野市曽屋１１３７）では毎年４月から11月まで８回連続で自然観察指導員養成講座を開いている。
講座のテーマは動物、植物、野鳥、昆虫、岩石地質…など各回ごとにさまざま。２０１８年度の講座では、チームごとに穴を掘りモグラの巣を探して形状を観察したり、嘴（くちばし）に見立てた箸だけを使って枝や松のウロを集めて鳥の巣作りの技術の高さを体験するなど、講師陣の個性豊かな観察会を体験した。
参加した露木和子さん（65）＝鶴巻＝は「実際に手を動かしながら、自分たちで考える自然観察が参加者の心に残ると学びました。以前から取り組んでいる地域の子育て支援の活動に講座で学んだ事を生かし、子どもたちが自然に触れ合う場を作っていけたら」と話す。
２０１９年度の日程は４月から11月までの毎月第３日曜日で、全８回。時間は午前９時30分から11時45分（４・５・11月は午後３時30分まで）。定員は申し込み先着30人（高校生以上）で、受講料は３０００円（資料代ほか）。残り若干名だが、現在も受講者を募集している。
問い合わせ、申し込みはくずはの家【電話】０４６３・８４・７８７４へ。
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