―令和元年を迎え、新たな時代に商店が発展していくためには個店の魅力・特色づくりが必要です。これについての考えをお聞かせ下さい。
杉山和史会長(以下杉山)/まず、製造業については新商品を開発しながら、独自のものを創り上げていって欲しいと思います。物販は時代にあったものを販売していかないといけない。時代を察知する力が必要でしょう。
桐山浩幸会長(以下桐山)/個店と大型店との違いは『コミュニケーション』だと思います。個店だからこそできることはかなりある。高齢化が進む中、お客さんとコミュニケーションを図る事で見えてくるものもあるでしょう。接客から一歩踏み込み、親身になって話をし、特に年配者には寄り添っていけたらと思います。
杉山/時代に見合ったものという点では、親から継いだ店を「これでいいのか?」と考え、商売替えを検討するのもひとつの方法だと思うかな。
桐山/お客さんのニーズをいかに掴めるかだと思います。個店は小回りが利くから、お客さんの「こういうのがあったらいいな」という声を拾い上げ、不便を便利に変えていく取り組みが発展に繋がるんじゃないでしょうか。
―商連・西商連として、個店をどうバックアップしていくべきだと思いますか?
杉山/支援という意味では、3月に市役所西庁舎で、商連・西商連主催で『はだの朝市まつり』をやりました。今年は雨だったけど、多くの方に来てもらえた。こうしたイベントを通して、イベントだけで終わらず、地元の人が個店を知り、普段の商売に繋がるものになればと思っています。
桐山/あのイベント面白いですよね。もっと大きいところでやりたい。参加店が増えればもっと盛り上がると思う。こういうイベントをやっていること自体、まだ知らない商店主や市民がいるから、PRしてまち全体で一緒に作り上げられれば。
杉山/商連、西商連がもっと一緒になってやっていければいいよな。
桐山/商店会の形もどんどん変わっていくだろうし、市民は普段、商店会を意識してないと思うので、商店会も商連・西商連もどんどん変化しないといけないと思います。
―今年は消費税の増税も予定されていますが、それについての対応策などはありますか?
杉山/まずは政府が実施するプレミアム商品券。秦野市でも実施するので、これを上手く使ってもらえれば。あとは今年度、秦野市は『商店街店舗魅力アップ事業補助金』の予算を確保してくれています。これまで補助金は個店には出なかったけど、店の改装に補助金が出るようになる。これは、ぜひやる気のある店主に活用してもらいたい。
桐山/代替わりの時に店の外観を変えたいとか、業種変えをしたいというのにも使えますね。
杉山/ぜひ協力して、商店会の活性化につなげていきましょう。
桐山/新東名高速道路の開通も近づいているけど、秦野は戸川公園や桜みちなどすごく良いものを持っている。桜みちを通行止めにして商連としてイベントもできるんじゃないかな。秦野の魅力をPRできれば市外から来てくれるだろうけど、一方で流出もしやすくなるので、それも考えていかないと。
杉山/いずれにしろ、やる気のある商店主は必ずいる。そういう人を応援し、次代に繋げたい。
桐山/熱意のある人に空き店舗に入ってもらったり、商連でサポートして、一緒に地域を盛り上げていけば、まちもよくなっていくと思います。
杉山/我々がすべきなのは『信念を持っている人』を探すこと。そのキーマンと一緒になって動き出せば、まちの、商業の発展に繋がっていくと信じています。
―本日はありがとうございました。
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|