4月の県議会議員選挙で初当選を果たした 加藤 剛さん 新町在住 46歳
「実直で誠実」が武器
○…秦野市議を辞し、4月に行われた県議会議員選挙へ初挑戦。1万9千票を獲得し、初当選を果たした。まずは久保寺邦夫県議の後継として、急傾斜地の危険個所整備などを引き継いだ上で、これまで自身が訴えてきた子育て支援、学力向上、健康寿命の延伸などに取り組んでいく。「期待票を入れて頂いた方々に、仕事で恩返しをしたい」と意気込みを語る。
○…故郷の秦野については「自然が残りつつ利便性もあり、バランスのとれた良いまち」と話す。南小・南中、小田原高校の出身。当時から実直な性格で、学級委員長や生徒会長を務めるなどリーダーシップを発揮していた。日本大学を卒業後、企業に就職。上海勤務などを経験したのち、父の会社を継ぐため27歳で秦野へ戻った。政治家を志したきっかけは秦野青年会議所での活動。「仲間と汗をかき、事業が成功したとき、まちづくりの魅力に気付いた」という。
○…昔から物事を俯瞰し、慎重に「準備万端、用意周到」を目指す性分。誠実さを重んじるからこそ「失敗したら…」と不安に苛まれることもあるが、幻冬舎の創業者・見城(けんじょう)徹氏の「朝起きたときに3つ憂鬱な事がないと不安になる(憂鬱から逃げない仕事が成果を生む)」という言葉に勇気をもらったという。「自分もこれでいいんだと思えた」
○…子どもの頃から運動が好き。「弱そうな名前で強くなったら面白いね」と仲間と作った草野球チーム「KTGフニャラコス」は市のリーグ戦で準優勝した事もあった。バドミントンやゴルフなども趣味だが、山岳部に入った高校生の息子と丹沢を登るのが今の夢。選挙戦を支えてくれた家族へ感謝の想いは強い。「周りから『これだけ協力的で理解を示してくれる奥さんはいないよ』と言われる」と笑顔で話した。
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