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タウンレポート 高齢者運転への関心高まる 死傷事故もきっかけか、自主返納が増加

社会

掲載号:2019年5月24日号

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運転免許を自主返納した希望者に交付される運転経歴証明書県内ではカードの提示で割引を実施する店舗も増えている
運転免許を自主返納した希望者に交付される運転経歴証明書県内ではカードの提示で割引を実施する店舗も増えている

 今年になって秦野警察署を通じて自動車運転免許を自主返納した人は213人(5月18日現在)で、昨年同時期(177人)と比べて増加している。高齢者ドライバーによる死傷事故が相次ぐなか家族から警察への相談も増え、自主返納への関心も高まりをみせている。

 秦野署管内(秦野市)で運転免許証をもつ人の数は10万5046人(2018年12月末時点)で、過去10年間はほぼ横ばいで推移している。全体の25%にあたる2万6280人が65歳以上だ。

 70歳以上や80歳以上など年齢ごとの数は「把握していない」(同署)が、戦後の第1次ベビーブーム世代が70歳を超え、とっさの判断力が衰える傾向の高齢者ドライバーに関する安全対策が社会問題となっている。

 秦野署への相談は「今年4月から増え始め、5月の大型連休明けも増加傾向」(同署)にある。

 歩行者を巻き込んだ東京や滋賀での死傷事故の影響もあってか、高齢者ドライバーを心配する家族からの相談は相次いでいるが、本人からの相談はほとんどないという。

実際の事例

 交通違反の検挙現場で「自分は安全運転だから大丈夫だ」と執拗に食い下がる人、商業施設の駐車場からの「車を置いた場所が分からなくなった」という通報、認知症で運転免許が取り消されたが、処分していない車を再び運転した無免許運転、1日に2度の接触事故―。

 いずれも人への危害は報告されていないが、すべて今年、秦野市内で実際にあった高齢者ドライバーが関係した事案だ。

 県公安委員会では、運転免許を自主返納したドライバーに実際の運転免許と同じカード型の「運転経歴証明書」を交付。県内では、提示した客に独自の割引サービスを提供する店舗も少しずつ増えているが市内ではまだ注目されていない。

 真鶴町では昨年11月、65歳以上の自主返納者にタクシーやバスなどの乗車割引券2万円分を交付する事業を新たに開始するなど、自主返納の動機づけも広まりつつある。

 危険は分かっていても運転がやめられない事情は家庭ごとにある。そうした事情にも心を寄せた高齢者ドライバーへの安全対策が求められている。

 自主返納の相談は秦野警察署【電話】0463・83・0110交通課へ。

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