2019年度神奈川県県民功労者表彰を受賞した 丸山 清江さん 鶴巻南在住 70歳
地域を目配り気配り
○…県民功労者表彰は県の最高表彰のひとつ。6月20日、神奈川県庁で表彰式が行われ、黒岩知事から表彰状が手渡された。「知事からご苦労様と声をかけていただきました。私が頂いていいのかという思いもありましたが、大変ありがたいことです」と恐縮する。多年にわたり地域福祉活動を推進し援助を必要とする高齢者・児童等に寄り添った功績が認められた。
○…50歳のとき、自治会長から民生委員児童委員への就任を打診された。「具体的な活動を理解していなかった」と最初は断ったという。その後、役割や意義の説明を受け自身も勉強し引き受けた。「地域の福祉相談など意義のある活動だと分かった」。鶴巻幼稚園や鶴巻小・中学校のPTA会長を務めた経験が地域のために生かせるのではないかと考えたという。
○…活動は、65歳以上の一人暮らし世帯や高齢者世帯を定期的に回り声かけをする。相談は福祉から子育て等、幅広い。「訪問するときは笑顔で」は、就任以来心がけていることだ。現在、鶴巻地区民生委員児童委員協議会の会長を務める。「委員が活動しやすい環境を整えるのも私の役目です」。日々の活動以外に、行政や自治会関係者との調整などにも力を入れる。
○…自宅で裏千家茶道教室を主宰する。公民館では男性だけの教室も。「茶道の楽しさ、奥深さを男性にも知ってもらいたくて」。現在5歳の孫と同居。「元気をもらっています。かわいいし」と目尻を下げる。定期的におおね公園のプールで約2時間泳ぐ。その他、研修や各種活動など精力的に動く。手帳には予定がびっしり。それでも家庭は疎かにはしない。「主人には迷惑をかけないようにしています。家庭が疎かでは、相談に乗れませんから」。人には優しく、自分には厳しい。
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