秦野出身の歌人前田夕暮の功績を称え、広く短歌作品を募集した第32回夕暮祭短歌大会の表彰式が7月27日、秦野市立図書館で行われ市内からは三武操さんが教育長賞を受賞したほか、3人が佳作に入賞した。今大会には、国内外から607首が寄せられた。
三武さんの作品は「悲しみを吸い取るように吾子の手が我が背をさする負うたその背を」。選者による講評では「詠んだときに皮膚感覚でじーんとした感触がある。短歌からはどんな悲しみだったかは読めないが詠んだ人が自分の体験に重ねながら読むことができる。短歌の良さが現れている」と称えた。
三武さんが同大会に応募するのは初めて。「普段から短歌を書いていたので応募してみました。まさか教育長賞をもらえるとは」と驚く。「今回の短歌は、私の母が亡くなったときに娘が慰めてくれたシーンを書きました。良い言葉が浮かばず、具体的に書こうと頭をひねったり、組み立てに悩んだりと苦労しましたが、受賞できて嬉しいです」と話した。
そのほか、秦野市からは3人が佳作に入賞、作品は次の通り。▽「足湯してにはかに重き登山靴これから帰る雑踏の街」(加藤三朗さん)、「読みさしの歌集をとぢぬしまらくは灯りし思ひ紡ぎてをれば」(福島健太郎さん)、「昭和橋渡りて桜マーケット母は話せり今あるやうに」(石原次子さん)。
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