秦野FC女子フットサルチームの監督兼選手として1部復帰に導いた 横山 由梨さん 南矢名在住 39歳
その時一生懸命が大事
○…「やっとリスタートの位置に立てた。これからが勝負」と早くも来季を見据える。神奈川県女子フットサルef─1リーグ(2部)に参戦する秦野FC女子フットサルチームの監督兼選手としてリーグ戦で優勝。来季からよりレベルの高い8チームで争う1部リーグに3年ぶりに復帰した。これまでも1部での経験はあったが、2部優勝というタイトルを取っての参戦は初となった。
○…サッカーとの出会いは小学校5年生の時。弟がサッカーを始め、そのつきあいで練習についていったことが始まりだった。「最初はまったくやる気はなかった。実は野球選手になりたくて」と笑う。まったくボールに触ったこともなかったが、当時は人数が足りず大根ラディッシュの一員としていきなり試合に出場。ある大会でゴールを決めたことでその魅力にはまっていったという。
○…中学、高校では当時の女子サッカーチーム、日動ウィザスFCレディースでプレー。高校卒業後にイタリアへ留学。そこでフットサルに出会った。「当時はイタリアサッカーが全盛だった。何より向こうではスポーツ文化がしっかり根付いていることに驚いた。それを学べたことは財産」と目を輝かす。10年いたイタリアから帰国後、2008年に秦野FC女子フットサルチームに参加した。
○…1年前から古武術を習い始めた。「リラックスしている時が一番力が発揮できる。力が入りすぎていてもダメ。そんな古武術の在り方を試合に生かしていきたい」という。「その時一生懸命やることが大事。楽しんで面白いことができるかが何より大切」。若い人たちにはそんなことを伝えている。監督兼選手という二足の草鞋はまだまだ続く。
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