秦野市は妊娠・出産期から切れ目のない支援を通して、産後うつや新生児虐待の発生予防、早期発見及び対応強化を推進するため、産後ケア事業を実施している。
初年度となった2019年度は「産後ゆったりルームぽっかぽか」を開始。第1子1〜4カ月の子どもと母親を対象に、心も体も不安定になりやすい産後の育児不安を軽減するため月2回開催している。栄養士や助産師、保健師、保育士など経験豊富な専門スタッフが話を聞いてアドバイスしたり、他の親子との交流を持ったりできる。これまでに125組の親子が参加し、母親のリフレッシュや交友関係の構築、不安解消などを支えてきた。
市ではさらに今年度、産後の不安・負担を軽減するべく、産婦健康診査の費用助成の他、新生児の難聴の早期発見に繋げるため新生児聴覚検査の費用も助成する。医療機関との連携を強化し、実施は6月頃を予定。
助成額は産婦健康診査では1カ月健診時で5000円(1回のみ)、新生児聴覚検査では「自動聴性脳幹反応検査(AABR)」3000円、「耳音響放射検査(OAE)」1500円を上限とし、検査費用が超過する場合は自己負担になる。妊娠届出時に補助券が交付される予定だが、子ども家庭支援課では「今年度補助券が交付できず、対象となる人については郵送等を検討している」と話している。
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