雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ―。渋沢上在住の石原幸三さん(69)宅の玄関の階段下に、コンクリートの隙間をぬってトマトが”ど根性”で顔を出した。
石原さんが発芽に気付いたのは5月末ごろ。階段と駐車場の境から芽が出ていることに気づいた。初めは雑草かと思っていたが、成長していくにつれ、トマトの苗に似ていることに気づいた。数ミリメートルの隙間から健気に育つ姿を見て「応援したくなり」、水に肥料を混ぜて与えながら見守り続けた。すると1カ月ほどで、約30センチメートルに育った。
JAはだのによると、風や鳥によって種が運よく運ばれてコンクリートなどの隙間に落ちると、植物が育つことがあるという。石原さんは自宅裏の家庭菜園でトマトやキュウリなどの野菜を育てていて、ここから種が運ばれた可能性がある。
「5年前にこの地へ移り住んで以来、初めてのできごとでびっくりしている」と石原さん。「あと2、3週間くらいで倍の高さに育つと思う。ここまで大きくなったので、収穫できるまで育ってくれれば嬉しい」と、隣りに住む小学生と保育園児の孫2人とともに、結実を今から心待ちにしている。
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